其之二百五十六「聖母の刻」



 お久し振りの朔夜さんです。黒目黒髪長髪おなごは超好み。ゆやたんが「ハムスター」と思うのは、判るような判らない様な…。でも、凄いコケ振りですね!
 「全然しっかり大丈夫ですっ!」と本人が言っても、「全然しっかり大丈夫じゃないだろっ!」と突っ込みたくなります。まるで某艦長のよう。
ずるべたーん! という擬音付きですっ転ぶ、愛称テッサさん。彼女を彷彿とさせるのは、ああそうか、声優さんがおんなじだ(笑)!(←料理が破滅的に下手なところもだ)

 朔夜さんは、味見をしてみたのだろうかと思いたくなるほど、おはぎの跡形もないおはぎをゆやちゃんに勧めます。そして、
「阿寒湖特産マリモ茶ですかぁ!?」とゆやちゃんが驚愕するのも無理からぬお茶が出てきたよー…。
 朔夜お嬢様ったら…!
 でも壬生の人たちって…結構イイ待遇提供してんのね。おはぎ作れたり、今年の新茶買ってくれたり…。お茶っぱは壬生に来る前から買ってたカモだけど。

 覚悟決めて、凄い見てくれのお茶をのみ干したゆやちゃんは、美味しかったのでつい本音をぽろりと…(笑)。他が他ただからとか!(←きっと、おはぎ+朔夜のずるべたーん!込み)(←ずるべたーん!言うな)
 ていうか、前真田家で出てたお茶は、朔夜さんが淹れたものではなかったのね? 出て行く時に、小助ちゃんの為に淹れたんじゃなく? でも、小助ちゃんが淹れてくれたものを飲まずに京都へ行くのもおかしい。礼儀良さそうだから。
 となると、手抜きか…! 急いでいたから。って、そっちの方が失礼だ。じゃー違うか。しょうがないよね、十巻の話だし。

 美味しいと誉めてくれるゆやに、朔夜は京と狂のことを言います。京四郎ちゃんは
「朔夜のお茶だけは一番だね」。狂ちゃんは「お前はだまって茶だけ淹れてろ」と、ぼそっと言うのだそうですよ! 狂ちゃんの精一杯の誉め言葉? 誉めてはいるのでしょうけど、朔夜さんも気付く、隠し切れない貶しの雰囲気。他が他だから! それ良く知ってるからこの人たち!

 みんな知りたがっていたであろう、朔夜+京四郎+狂の出会い語り。あのう、朔夜さん。この狂さまの何処を見て「鬼……!?」とか思えちゃうのですか。前評判を壬生でお聞きになられたのですか。紅い眼だからああ鬼の子か、みたいな? 
 狂ちゃんのバックは桜の木?? え、何処? 村正さんちは何時出て行ったのか気になるところ。梵ちゃんにあった時は、別居してた風だし。
 ってそりゃそうか。真弓さんたちと暮らしているか。ていうか、朔夜さんも望兄様も、普通の人間の寿命で計って良いものか。灯ちゃんと望兄様は知り合いだった事とかあるので、いっぺんKYO年表でも作ろうかしら…。

 そして、朔夜さんも認める、京四郎ちゃんと狂ちゃんの親友説。お互い生涯の親友…。では、狂が言ってる、京四郎の裏切りってのは何ぞや?

 朔夜の「『あなたには未来がわかっていたのにどうして止めなかったんだ』って」という先制? 台詞に、ゆやたんドッキリ。
 「未来は移ろいやすく必ずしも決まっているわけではないんです…。それに……私には『未来を知る力』はあっても『未来を変える力』はありません…」と続ける朔夜。
 それは、変えようと動かないから?
 それとも、変えようとしたのに出来なかった積み重ねの表れ?
 もしかしたらそれが、このあとの「今この瞬間をどう精一杯生きるかだと思うんです」に繋がるのかしら?

 ゆやちゃんは気付く。朔夜さんの力強い瞳に。
 彼女は、まだ、諦めていない。


 珍しく中表紙っていうか扉絵というやつ。アキラちゃんですね。アキラちゃん大躍進ですね! ピンで扉絵飾ったよ!! しかも何かかっこ良さ気なアオリ付き!!


 さて、アキラちゃんVS時人が続きます。
 アキラたんのおめめがぱっつり開いとります。ああ、大きい。つり目。
ねえやっぱ。カラーのがいいってばよ! 
アキラちゃんの目をカラーで見たいよ! 二十三巻表紙のあの色が好きなの。画集のも良いけど。
 「超冷点」「超活性化」により、360度死角のない「超視野」とやらを今だけ使えるようになったアキラちゃん。超ってつくと凄い気がするねアキラたん。
サイヤ人だって「超」ついた方強いもんね!!(←更にバージョンあるけどな。上には上が居るとばかりに2とか3が)
 てかな、白眼を思い出しましたよ。つかな、あんまし沢山のものが見えて感じられるのは、脳内情報処理大変そうですね。

 「…あんまり時間もありませんし 早く終わらせましょうか…」
というアキラちゃんの言葉に、時人は梵ちゃんでもよけられなかったスピードの上、レベル7で襲いかかります。しかし、二度も動きを読まれて受け止められてしまい、反撃まで食らってしまいます。また凄い吹っ飛ばされぶり。

 でも無傷? 激しく壁にブチ当たって、驚く時人。
「この僕が…。太四老のこの僕が こんなクズに動きを読まれただと!?」
 満面で驚く時人に、アキラちゃんの
嫌がらせスピリチュアルアタック(大爆笑)!
 「…その顔も演技ですか?」
 スッと時人の顎に右手を添えて、半眼で、

「いくらショックだからって そんなに顔を歪めちゃあ かわいい顔が台無しですよ?」

 嗚呼、アキラ最高…! 腹黒万歳! アキラちゃんが面白すぎます。あんたホンマに最高や! 腹黒少年(と書いてアキラと読む)復活の兆しに思えました。どうか、そのまま慇懃無礼に相手を貶め、からかい倒して下さい。時人も好きになりつつあるけれど(←何その微妙さ加減)、アキラちゃんに黒さ対決は勝って欲しいです。(←死合いは?)

 ショックとともにお怒りの時人さん。今度こそ本気なのかしら? の、必殺技がアキラちゃんに炸裂! 北斗七連宿って、かなり好きな技かも。
 アキラちゃんは避けもせず、マトモに食らったように見えます。が、ワーオ倒れない! 「私はもう 二度とたおれはしないーー!!」と、決意の瞳が輝かしい(笑)(←笑うのか)アキラちゃんがカッコ良い気がします。気のせいだと嬉しいです。ラヴリー好きとして。

 そして! アキラちゃんの
必殺技! その名も「氷影の聖母(ひょうえいのマリア)」!! アキラちゃんたらば、マリア様を召喚(違)しちゃったよ!
腹黒毒舌少年と聖母様。うわ、何て組み合わせ! 不釣り合い!(←ちょっと)
 でも、聖母様だもの。きっとアキラちゃんのような子だって
優しく包んでくれるに違いないのだもの!(←包まれるのは敵さんです)

 でも、時人には効いていない様子…? と思いきや、手が! 白い手がなんかユランと出ています。
 時人ちゃんの体を! まっぱだかで下から這い上がって来ている物体(?)それは天使。わらわらと。そらもー何匹も(匹?)わらわらと。
 ちょっとお待ちなさいよ。背中に白い羽があろうとも、どう見ても
天使の顔した悪魔ではないのでしょうか? 目といい笑い方といい…。
 
飼い主に似るのか…!!
 いや、召喚主というか使役主というか発動主というか何というか。
 兎に角、あの時人に効いています。斬られている感覚はなくとも、確実に斬り刻まれて行く体。

 アキラちゃん曰く、この技を発動させる為には、灼熱の冷気すら越える冷気が必要だったのですね。それは
「天国の冷気」
 天国って暖かい所なイメージが勝手にあるのですが。
 今までのアキラちゃんには生み出せなかった、究極の冷気らしいです。
 足から徐々に凍って行く時人。天使たちは、尚も這い上がって行きます。
 「大丈夫。痛みはありません…。"天国の冷気"は死にゆく者にやさしい」
 みずちも極めれば優しい風で相手を殺傷しますよね。これはあれですか。
「残酷は、優しさの中に」(BY:惣流アスカ・ラングレー)でしょうか?(←自分的に懐かしい台詞)

 更なる爆笑台詞が続きます。
 「安らかに眠るとよいですよ…。聖母に抱かれて…ね」
 黒フキダシに白ヌキ文字。目のどアップでキメ台詞。「アキラかっこいい〜ッ(はぁと)!!」ってのが正しい楽しみ方かも知れませんが、いかんせん院晶には「なにゆってるのこのキザなお子様は(爆笑)っ!!」としか思えません。

 わらわらと天使っ子(何かヤな表現)たちに頭まで上り詰められた時人は、何と聖母様の氷の彫像の中に閉じ込められてしまいます。
 美少年は永久に美しい今の姿を保てということなの…! 美少年永久保存協会の回し者なのアキラ…!
 ていうか、キレエにマリア様仕立て上げたな! 意外に拘り派の芸術肌?
 ああもう、今週は何もかも。アキラちゃんの言うコト為すコト面白く感じてしょーがありません。ウケた! この死闘を、
可愛い仔達が何かやってる程度にしか思えなくなるほどですよ! 病気ですかこれは?!(←問うまでもなく)

 技を決めたアキラちゃんですが、代償に体組織が壊滅していきます。やば。立っていられなくなるほどですよ。
 蹲って苦しむアキラ。それもそのはず。筋肉、骨…音をたてて壊れていく。反動、代償というには余りに大きなダメージ。
 生き残れても侍出来ない体になるとか言わないで…! 頼むから(泣)。

 ただひたすら壊れていく自分の体の痛みを感じているアキラ。終わったかと思った戦いは、未だ続いています。
 天国の冷気を以てしても、時人は斃れないー!!
 本気で怒ったらしい時人は、「醜くなるから嫌だったんだけど いいだろう……」と言いつつ、彫像を壊して出て来てー…あれ? 時人は? 時人は?
 
ときめく外見年齢十四歳から、吃驚するくらい成長しちゃっているお姿で登場ですよ! お姉さん悲しい…ッ!
 成長しても美人さんには変わりなく。姿と帯の巻き方が変わっています。前に村正さんが使っていた、「精」という蘇生術の系統の技なのかしら? 「精」そのままだとアレだから。
 それとも、ひしぎが杏樹に施した術? でも今二十五巻読み返してみたら違った。あれは、病気にかかる前に肉体を戻して病気の進行を止めるっつーものでした。時人苦しんでるよ。明確に死の病と本編で出て来た訳ではないけど。

 「太四老・時人の100%の力… 見せてあげるよ。そして後悔するがいい。"神"に逆らったことをー…!!」
 っと、時人ちゃんがフルパワーで暴れて下さるようですね。北斗七星の中には、何が宿っているのかな?



次号:お休みディーッス。侍学園3のシナリオデータトんだから?!


作成:2005.02.27&28/WM・NO.13
 スクラン感想。天満、貴女それでこそヒロインよ…!(←ドジビロンピンクのマスク被った天満に向かって)

 ツバサ感想。阿修羅王と夜叉王。例え像でも、二人一緒。離れない。
「もし二人の王の亡骸か形見の一部でも見つかったら どうか離さず一緒に葬ってさしあげて下さい」と、小狼が言ってくれて良かった。これで、もう、離れない。ありがとう、小狼。


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