|
其之二百六十五 駒
あら、裏切り者は灯たんかー。そうそう、そうだった。すっかり忘れてたv(←ちょっと待て)
イキナリネタバラシからですよある意味今週最大の。感想なんてそれ自体がネタバラシですよ当然。
先週の続きから。
幸村さんを切り付けた京四郎ちゃん。
京四郎ちゃん持ち歌の「祈念」に涙する乙女としては。(←全世界乙女協会から苦情来ますよアナタ)
いのちをいかしきるたち。って、ね。
京四郎ちゃんが刀を振り切れた理由。
と、信じてる。
幸村さんが最後に見たのは、表情の伺えない京四郎。目を閉じたこの幸村さんの表情を信じたい。
突如周りの壁やら床やらが壊れて、ある意味先代を相手にするより生存率が上がりました。
これ京四郎ちゃんが壊したの? え? 闘気とかいうやつ??
助ける気ならどうやって…と考えていたのですが、あら、まだ下があったのか!(←地下迷宮のことすっかり忘れ去っていた人)サスケ君が下に落ちてた、という、前フリ??? があったのに!
幸村さんへの太刀が浅いものだとしても、先代に取り敢えずは手出しさせずに逃がす法は、と二、三考えてみたのですが、どれもいまいちですぐ諦めました。
まあどうにかなるなる! の勢いで。
朔夜さんの「キョウ…」という呼び掛けも無視の京四郎ちゃん。ベタがトーン処理のせいで切なげに見えるったらありゃしない! 「朔夜…どうか無事で」とか思ってたら余計切ない気分になりますよこの野郎。
眼鏡の紐を直しつつ「…さすがですね 京四郎。ですがなぜ一気にとどめをささなかったんです? しかもずいぶんと大振りな太刀筋で」と、先代は見抜いてて言ってみてますかあなた?
返す京四郎ちゃんは「…一撃で全員を処理したかったので…。この高さです。確実に全員死んでいると思うのですが…」良く言うよこの野郎(涙)! 「…念のため生死を確かめて参ります…」ありがとう京四郎ちゃん、助けてあげて!!
と、一人白熱していたのに。
ああ、何で止めるのゆやちゃん。
そのまま落っこちてれば良かったのに。(←ゆやちゃんラヴっ子の台詞とは思えない)
なんでこんなことするの!? 等々と、京四郎ちゃんに食ってかかるゆやちゃんですが、白熱の余り、要らんことを口にしましたこの娘っ子!!
答えようと、応えようとしない京四郎に、プッツン!
「ひ…秘密なら私だって知ってるんだから!! 私だって『壬生一族最大の秘密』知ってるんだからね!!」
そんなん京四郎ちゃんだってあの部屋のシーンやら信長戦やらで気付いてるよ。わざわざ言うことではなくても、ヒロインがこれくらい鈍くないとドラマにならないんです。
先代が居るってこと、忘れてるでしょう?
お に が聞き捨てならぬゆやちゃんの台詞に、「へえ? そうなんですか…」と、キョワイ笑み復活…!
「もう少し……詳しく教えて頂けませんか…?」と、迫る先代。顔近けえよお前。
心底怯えてももう遅いのです。そのまま落っこちてれば良かったのに。
ああ、本当に「ムボー・ムチ・ドンカン」。ゆやちゃんをこう評した灯ちゃんを誰も責められない! ってゆーか、言霊? と書くと灯たんの呪いみたい。(←そんなわけない)
顔近づけ過ぎな先代と、怯えるゆやちゃんの間に入る京四郎ちゃんは、殺すのにはまだ早いかと…と言って、助けてくれました。
先代の「その娘さんを朔夜さんの代わりにでもする気かい?」って台詞が気になる…。続く「…まあ 真偽のほどを確かめてから行動するのも悪くはないでしょう」という台詞には、ゆやちゃんを対京四郎の道具指定な気がして恐いんですけど。
疑わしきは罰せず、じゃなくてね。秘密知ってそうなら殺しておいた方が安全。そうしない理由は、いざという時に、京四郎の裏切りを防ぐための人質っぽいなあ。
狂を釣る餌にもなりそうだし。
使えるものは親でも使えって云うし。(←違うだろ)
朔夜さん達の生存確認は、先代により鎭明に任されました。先代を相手にするよりは、まだマシだよね、サスケ君。
サスケ君が紅眼だとばれたら、何を置いてでも抹殺しようとするはずだから。
もう、幸村さんの落ちた先はサスケ君が居ると信じて疑わないかのとさん。
太四老・ひしぎの居城より朔夜さんの部屋は上にあったのかとか、サスケ君はそんなに下にまで落っこったんかとか、気にしないことにして。
先代の薄い笑みがこ わ い …!
茶番に付き合うのも楽じゃないなあみたいな?
これくらいでは先代のシナリオは破綻しない。
京四郎にわざわざ朔夜さん殺害を仄めかせてから行動した訳は、京四郎の覚悟を見定めるためだったのかも?
まだまだ、甘いね。
っとかいう感想の現れ?
某サムライテニスプリンスみたく、まだまだだね。だけでもいい。
ところ変わって、鬼の子反逆団御一行様マイナスサスケ君。
灯がサスケ君の心配をしています。あ、天狼に瑠璃発見!
狂に戻ろうと訴えますが、狂はサスケ君の無事を信じているので先へ進むのです。ゆんゆん曰く、「邪魔」が入ってだいぶ視にくくはなっても、生存確認は出来てるらしい。何? 妨害電波?? みたいなもの???
詳しいこと(多分佐助as真達羅の死)や、距離が関係してるのか、他のやつらのことははっきりと視えないんですって。
まあ、ある意味京四郎vs幸村とか先代のとかは見えなくて正解。混乱するだけだし。主に周りの人が。
「みんなで…みんなで生きて帰らなきゃだめなんだよ…。みんな…私の大切な『仲間』なんだから」という灯ちゃん。
寿里庵の、壬生と闘う理由への疑問には、困り笑顔で、でも嬉しそうに答えます。
「狂の…みんなの側にいたいだけさ……」
「バカな連中ばっかりだろ? だから私も素の自分で心おきなくバカできるのさ。特に狂は私のこと甘やかすから 側にいるとどんどんワガママなダメ人間になっちゃうんだよねー」
ええ、そうですね。そうでしょうとも。
灯ちゃんが幸村さん達の傷治療した後、「狂ゴメンね。やっぱり灯たんは狂だけなのー」だっけ?? と言って狂に擦り寄っていった時、狂ったらば灯たんの頭撫でてましたから!
気でも触れたか鬼眼!! と、戦慄しましたもの私。
「自覚あったんだね。ワガママなダメ人間だって」
というほたるの尤もな台詞に、灯たん怒る(笑)。
ほのぼのが終わったところで辰伶さん。
狂ちゃんを呼び、「吹雪…はオレが斃す」と宣言。
まだまだ呼び捨てに慣れてない感じ丸出しです。つか、初めて? 彼の脳内ではきっと大丈夫なんだと思います。まだ抵抗があるというより、慣れてないだけだと思われり。可愛い子。
可愛こたんは狂ちゃんの挑発にあっさり乗って短い堪忍袋の緒をぷっつりですよ。狂たんの胸倉掴んで「吹雪はオレが斃す…絶対に!! そして壬生を正すのだ!! 邪魔だてするならキサマとでタダではおかんぞ…!!」と、睨みキかせて熱血放出中。
みんなそれぞれに闘う理由がある。
誰かのために、それはつまり自分のため。
と、思うけど。
ゆんゆんの言う通り、ほたにはそのまんまでいて欲しい(笑)。
自分が強くあるために。
さて、ラスト。吹雪の居城にやって来ました。
灯ちゃんはまだお尻ちっくんの痛みから解放されていないのか、それともずっと腰曲げてて痛いだけなのか…(笑)。
誰も居ない居城に、ぽつんと黒猫発見ほたる。ほたは動物好きなのかにゃ。
「おいで猫」と近付くほたるに、ゆんゆんの警告。
程なく障子越しに現れる黒い影はー…。吹雪かと思ったけど、もっさりが足らない。つか、ボスはこんなことしないかー。
いやでも、一番の理由はモッサリが足らないんですものこのシルエット!
キィンっとなってるけど、一体何回切り付けたのか、ひしぎ。
「よく来たな鬼眼の狂ども……」と、現れたのは最恐と最強。
みんなの顔アップのコマ、灯たんは何だかひしぎに再会して物憂げというか何というか…。ちょっち複雑っぽい。吹雪の黒眼には、相変わらず感情・意志読めない感じ。つか、ひしぎも刀二本持ってるのねー。
吹雪が云うには、狂の体を持った京四郎が世継ぎと決めたので、もうお前なんかいらねーよってことらしい。「新たな時代の幕は上がった…。先代のもと 新"紅の王"とともに壬生一族はさらに輝きを増し 世の頂点で栄華を極めるのだ…!!」
何で新しい王が要るのー? いいじゃん、先代強いんだから、先代とか言わんでも返り咲けば。年? もう年なの?? 寿命来てる訳でもあるまいに。
次の王に、"紅の王"として必要な「何か」を譲ってしまったので、それを次の王の死に際に受け取ってしまった京四郎ちゃんが手にした狂ちゃんのカラダが持っているためとかなんとか??(←予測するならちゃんとしろよ)
ゆんゆんの疑問へは、「…犬畜生風情が知る必要のないことだ遊庵…」と返す吹雪。「そーゆー口はオレ様に勝ってから言うんだな。 ま その前にオレ様の取り巻きどもに勝てたらの話だがよ」っと、自信満々に言い返すゆんゆん。取り巻きども発言に「誰がだ!!」と怒るはパパ上(笑)。だから、立っているものは親でも使え、なんですもの。あれ、使えるものは、でやっぱ合ってるかも…。いや、やっぱし「立ってるもの」で良いと思われり…?
かつての同僚へ、ひしぎさんの戦略講座。
「数など無意味。必要なのは…切り札の駒は必要な時まで盤上に出さず」ひしぎは、素手のままの左手をかざし、「温存しておくということです」発光させました。
よゆーかます寿里庵親子は、突如背後から来た攻撃をモロ喰らい。
ちょっと。心眼さん???
幾ら邪魔入ってるからってこれはないんじゃない?
「う…後ろからー!?」と心中驚くゆんゆん。「こいつらは目の前にいやがんのになんでー!?」って、後ろの人が攻撃したからですよ。
背後の人間は、殺気も闘気もなく攻撃を仕掛けたから、ゆんゆんは反応出来なかったのかな。それともすっかり信用してるから?
「…みなさんにお初にお目にかけるのでご紹介しましょう」と言うひしぎ。
「本人たっての希望で"悪魔の眼"を一つ私から譲り受けた」長い髪が揺れて。パキパキ音をたてている、何か。「私の『仲間』ー…」
驚く狂の見た者は。
「私…太四老・ひしぎの近衛隊長。最上の法力と最強の剣術を操りしNo.13…。御手洗灯吉郎です」
いやいやいや、この灯吉郎さん、操られてる感目一杯に思えるのですけど。それでも仲間と言いやがるか。
わあ、灯たん、剣術も使えたのね! 本人の意識が無い時にだけとか??
悪魔の眼のところから、剣が生えてきてますよ。すげ。
今週の裏切り者の裏切っちゃったのね大賞は、灯じゃなくゆやちゃんにあげたいです。っていやもう、しょーがないですけど。目の前で袈裟懸けに切り付けたの見た後じゃ。ああでも、あれも助けた内、と結果見て思ってあげて!
ほんと、望兄様の言っていた通り、「人を信じる」って難しいことですね。ね、兄様?
あの「私の知ってる京四郎」を信じていれば、先代に目ェ付けられて、捕らわれのお姫さま継続しなくて済んだと思われり。
つかな、待たないならあの部屋のシーンよろしく、銃連射して「また縛られて吊されたいのー!?」って賞金小町ならぬ、女王様っぷり発揮したら良かったんじゃ…(笑)。
二番煎じはダメですか。
因みに。「祈念」とは、あることが実現するように、心の中で祈ること。
次号:ぷっつん!!
灯たんがぷっつんかと思ってた。
操られながらも、自分が切り付け、傷付けていく仲間たちの苦痛の表情と必死の呼び掛け…。悪魔の眼の支配に抗いつつも、攻撃を止められない灯…。意識の上で苦悩し続ける灯が見たものは、あのひしぎが、灯が仲間と呼ぶ者たちを傷付ける様を微かに笑って見ている姿だったー…。
ぷっつん!!
「ふざけてんじゃないわよ ひしぎィイー!!!」
とかー。
作成:2005/05/19,20. WM・NO.24
|
|
|