其之二百六十六 THE侍




 何よプッツンはほたるですかいィ!! 思いも因らないよそんな理由。ひどいやゆんゆん(笑)。ほたるの気持ちも判るに清き一票を投じます。だって下駄脱いでお礼のお辞儀までしたのに!! きっとほたるは損した気分だと思います。だってあたしも損した気分だもの。(←オマエは関係ねーだろ)


 そんな先のことより。
 ああ、灯ちゃんが変人博士の魔の手に落ちてしまいました。
 寿里庵親子を傷付けた灯に近寄るほたる。でも、灯の素早い攻撃を間一髪くらいで避ける羽目に。戦闘のプロではない灯のはずが…。
 素早さだけではありません。切った部分は石化というおまけ付。これは、ひしぎが「悪魔の眼」の封印を解いたため。悪魔の眼の力で創り出された刀での攻撃は、石化ののち灰にして消してしまう。
 このままではうっかり親子は灰になっちゃう訳ですね。
 ひしぎの灯ちゃん使用用途は、悪魔の眼の触媒でした。生来の強力な法力+太四老最強が仕込んだ剣術。望兄様+信長のやうに、魔法戦士灯ちゃん。でも、援護向きなら僧侶+戦士で聖騎士ですね。
パラディン! と書くとかっこよさげ。語感だけな。
 触媒扱いの灯さん、ひしぎの元へ移動中、石のヴェールに包まれてしまいます。
 ひしぎ曰く。
 悪魔の眼は灯たんの左腕から養分を貰ってって養分って何? 魂は判るけど、養分? えっと、法力のことでいいんかいな?
 まあ、兎に角、それらをぶん盗った眼が完全に見開いた時、意志を持つ。それは、もう、四聖天の灯じゃあない。
 ひしぎの創った、最強の殺戮兵器「阿修羅」の誕生。
 ヴェール? から出て来たのは、ここぞとばかりに衣裳チェンジの阿修羅くん。
 中で何が起こったというの?
 つか、この衣裳はスプーキィひしぎの趣味ですか? 眼の趣味ですか? 灯吉郎さんの趣味ですか?
 取り敢えず、女装という
アイデンティティ消失なので、灯たんとの区別を付けるため? 長い髪は戦闘向きじゃないけどね。白もっさりも戦闘向きじゃないと思うけどね!

 
てゆーか戦々恐々?(←モアちゃん風に)
 嗚呼ただのまぐれだって判ってる! でも、アキラちゃんに続き、あ、灯たんまでーー!???
 かのとさん、夢見てましたの。
 灯たんで。
 アキラたんで。
 それは単なる
ドゥリームーノベル。
 ●●●○の時、アキラちゃんのおめめが開かないかって。きっと奴なら●○△の時に言いそうなんだもの。
 見たかった、って。
 なんでもありヒロインは見せてあげちゃいますから。一時的に。オーラパワーとかで(←もうそれKYOじゃない)。でも絶対あんなにつぶらな瞳が隠れてるとは思いも因らないよ! 四年も経って!
 
↑何で伏せ字なのかは一生書くことが無いと思うけど、念のためのネタ保存です。
 灯たんは***設定でケンカのお詫びに女装止めて△▼△してくれるの。長い髪は三つ編みで。遊ぶのに邪魔そうですから(これはそのうち書きたい…)。そこからの発想で、短髪の灯ちゃんつか灯吉郎氏もいいカモ? とか思っていたのですよ。そしたら!
 阿修羅だから灯じゃないけど見た目は灯。短髪好きとしては仄かなトキメキを覚えます。
 今度はどんな空想が当たるでしょうか。(←妄想の間違いだろう)
 髪ネタはやはり吹雪さんなので、吹雪が髪総量を減らして短髪になるとかはどうでしょうもなにも
そんなインパクトのない吹雪は要らない!!!
 吹雪様がそんなことになったら、全国の吹雪ラヴ乙女から上条先生に
「モサヲの髪を返せ!」と抗議の手紙が殺到しますから。講談社の週マガ編集部埋まっちゃいますよ。

 …ー狂一行が大団円を迎えた後。心機一転壬生統治を補佐する吹雪は、今までの自分を払拭するため白獅子頭からイメージチェンジ。
頭の軽さに感動を覚える。「時代は短髪!」とか言い出して、勝手に断髪令とか出すんだ。終いには「散切り頭を叩いてみれば文明開化の音がする」とかのたまいますよ。時代を先取るカリスマ漢ですもの。(←先取りすぎ)
 そんな吹雪の
イメチェンショートヘア物語、一体誰が書くっていうの?(←お前じゃないのかそして誰も読まない)



 阿呆話はさて置き。
 ひしぎは灯のことをNo.13と呼び、今は阿修羅と云う。
 眼の意志を持った阿修羅が、仲間?
 
灯とひしぎの回想シーンで、灯は笑っていたなあ。
 灯の中身は、心は、どうでも良いのかひしぎ。

 闘え、とは言われてなくても、敵が判るのでしょうか。真っ直ぐ狂の元へ向かう阿修羅。ていうか、わざわざ家から出たのは、土中の岩成分とか石成分とかそんなのを取り込むためですか???
 無表情に迫り来る阿修羅に、灯に、狂は思い出します。
 
「後悔してるんだ。『仲間』が欲しくて壬生に魂を売ったこと…。生き物の血も肉も感情さえも消してしまう『悪魔の眼』を受け継いだこと…。うれしかったんだ。私が化け物かどうかなんて関係ないって言ってくれたこと…」
 え? 何? ハイ??
 狂ちゃん知ってたのー!!!?
 あれ、前回のほたるの回想じゃ狂ちゃんは聞いてなかったんだよね? アレ以後に灯はちゃんと狂に言ったんだね…。多分。
お別れの夜にとか。※す、すみません、前回の回想じゃなく、次号の回想の間違いです…。ギャ ア ァ ! by.6/7
 灯のことを思い、怒りの狂。
 悪魔の眼を直視せずに闘えるのは遊庵のみ。というかこの人、灯ちゃんは衣裳チェンジで肉まん無くなっているのに、まだ姉ちゃんとか言いやがりますか? それは何アレですか? 心眼を持つ遊庵には、灯たんの
心は乙女よv視えるとでも?

  灯の相手は狂になりました。直接因縁のある、灯VSひしぎにならない意図は何だろうー?

 その昔、サスケ君の力に耐えられずに壊れた刀があるというエピソードがありましたね。使い手の実力に見合った刀でないと、壊れてしまう。吹雪とひしぎの刀は、寿里庵作だそう。妖刀・村正に引けを取らない刀を操る敵…。
 その内の一人と、辰伶は向かい合っています。師弟対決。
 二合斬り結んで、吹雪は辰伶を「眼に迷いはなくなったようだな」と評しました。それに応えて辰伶は、水行者のくせに暑苦しい口上を…!!
 「"神"の名を騙り 邪悪の限りを尽くし 壬生一族を"悪"へと導く太四老が長・吹雪…。あなたを…斃すー!!」
 あ、刀と会話してる?
 辰伶が放った水流が吹雪目掛けて襲いかかりますけれど、あっさりひしぎに切り刻まれていますよ。驚いた時には、ひしぎは辰伶の後ろ。
 それを助けたかに見えたほたるも、あっさりひしぎにバック取られてるよー。ひしぎの一振りからほたるを助けたのは、刀を銜えたゆんゆん。刀はパパのですね。
 「……遊庵 ついに刀を使いますか」
 ひしぎは知っていたのですね、ゆんゆんがちゃんと刀使えるってこと。そしてそれが一番の得意な獲物だってこと。
 自分専用の刀が無いってことは(少なくともこの場には)、ゆんゆんはパパの刀と会話するの?
 壬生一の刀匠と伊庵の組み合わせなんだからと、確かに刀を使えないのを疑問に思っていましたけど。ていうか昔父ちゃんと
思春期にいがみ合った名残で(刀匠の仕事誰も継がないから)、「オレは刀なんて使わねえ!!」とか言っちゃって体術を極め始めたのかと思ったり。違ったか!

 「オレ様の真骨頂は体術じゃねえ… 刀よ刀!! 剣術っ!! 太刀を持たせたらその強さに並ぶ者なし!! 侍の中の侍 THE侍!! それが遊庵様よ〜〜!!」
 ああ凄い口上垂れ。辰伶といい勝負だ。
 それを聞いたほたるちゃん。つい数時間前の死闘を思い出します。確かにね、ほたるに炎の術や放つタイミングとか教えたのゆんゆんだし、刀の使い方ってのも、そりゃそうか。真の実力・フルバトルの死合いだったはずなのに。
「ありゃ
ちょっとウソだ」「オレ様っつー新たな目標が出来たってワケだ よかったな! ケイコク!!」というゆんゆんに、ほたる、ぶつん。
 一応心の声でフォロー入ってますけど(笑)。
 「ま でも本当は闘いに熱が入りすぎて刀を出す間もなく死にかけたんだが……ま いいや」って(笑)。
 あの道場に刀があったのか!!(←気になるトコはそこだけか?)
 ぶっちキレたほたるの沈静化には、針師が役に立ちます。大人しくなるツボ…。今ぶっつりキレたトコに刺しゃいーのか?


 さて、狂VS灯(阿修羅)、辰伶VS吹雪、遊庵VSひしぎー…と対戦相手が決まったところで、次週へ続く。
 灯たんと狂ちゃんが闘っているの家の中なんですけど、危なくない? 吹雪の家、四聖死天翔くらいの破壊力で吹っ飛ばされて跡形も無くなるんじゃない?





次号:発現!?
 はつげん。あらわれるもの。悪魔の眼の力関係かと思っていたアルよーい。

作成:2005/06/05.WM・NO.25。
6/7、この色の字のところ追加…。

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