DVD 西遊記「悟空誕生」感想





 初めて存在を知ったのは、とある電化製品店のDVDコーナ。
 ドラえもんの映画パラレル西遊記から西遊記大好きですので、興味津々にDVDーBOX其の壱、弐を手にしました。外国映画はストーリィも重視しますが、吹替の声優さんが誰かを必ずチェックします。メーカによってはノータッチなところもあるのでそんな会社はいと憎し。
 この作品はちゃんと書かれておりまして、孫悟空は本当にこの人だとぴったりだな、と思う山口勝平さん。ステキ。
 
かつて、最遊記の悟空の院晶的イメージ声優さん第二位が山口さんだった、というのは懐かしき思い出…。てへ。
 流石にセット買いは高いため、レンタルで様子見する事にしました。オンラインレンタルで探すと、ちゃんとあったーv
 悟空誕生の壱巻は…なんとレンタル中(泣)。そこで弐巻、暫く間空いて参巻を観て、やっと二月十五日に壱巻のレンタルが出来たのです!
 …そう、もう二ヶ月も前なんですねー…。届いたのはサイト準備に頭悩ませていた時ですわ。一緒に借りたポケモンのルギア爆誕は先月観たんですけど。なんとか観れたんですけど。KYOかWJの感想書きながら観てたんですけど(最悪)。


 Amazonでは山口さんと紫蘭(オリキャラ)役の国府田さんは書いてありましたが、三蔵や八戒・悟浄はすっぱりどなたか忘れてしまい(ウワァ)、大変苦しみました。
 この数年、すっっかりアニメ・声優さんから遠ざかっていたので、最近やっと中高生時並に興味が戻ってきたかな、と感じるこの頃です。アニメもラジオも毎日堪能していた時期…。アニメディア買わなくなって久しいです。いや、年一くらいで買ったか。データブック目当てとかハガレンで一度買ったし。そんなこんなで。
 だから判らない。
 東海龍王と弐巻から出てくるナタちゃんの声がどなたか気になる(泣)。
 東海龍王がですねー、すんごいかわゆいんですよー!(←何突然)


 さて内容。

 えー、えー、東海龍王がかわゆかったです!(←うおいっ!)(←精一杯の自ツッコミ)

 
 ごめんなさい。はっきしゆって、い、意味が良く判らなかったんですけど…(汗)。
 
 初めからイキナリ天竺目前からスタート。あともう少しで大雷音寺! というところで竜巻が発生し、妖怪襲撃でピンチピンチ。でも、妖怪退治なんて悟空には屁のカッパなんです。あれえ?? って出来の(毒)CG妖怪相手に大暴れで楽勝勝利! 如意棒をヌンチャクに変えて戦うのが好き。


 砂漠のオアシスにて、休憩の所を三蔵や八戒に悟浄…三人の企みが発表されます。悟空の前に並んで、お誕生日おめでとうの歌を歌い出すのです。そして、紐を引っ張るとピコピコ手足が動く木製の猿のおもちゃ(三人の手作り!)がプレゼントされました。
 照れながらも、みんなのお祝いを受ける悟空。
 「誕生日かー。自分でも今日だと知らなかったのに、何でみんなが知ってるんだ?」
 って、知らないのに照れてたのか!
 どうして今日が悟空の誕生日なのかというと…三蔵の誕生日だからなんです。誰も悟空の誕生日を知らないから、三蔵が今日だと決めた。

 ここ! 三蔵が「私が決めた」と言った後に悟空が「どうして今日なんだ?」と聞くんですが、アップので疑問がる悟空の頭に、三蔵の手がすっと伸びるんです。大変優しい手付きで撫で始めるものですから、三蔵の優しさにトキメキました。
 「今日から毎年一緒に誕生日を祝えるぞ」と言う三蔵に、大喜びの悟空が可笑しいです。もー、可愛さ最高峰!
 すると、悟浄が「それなら俺も今日が誕生日だ」と、不機嫌に立ち上がり、八戒と一緒になって悟空だけお師匠様と一緒は狡いと抗議します(笑)。
 三蔵の提案としては、「今日を我々師弟四人の誕生日を決めよう」となり、晴れて全員でお祝いに。
 が、忘れるなとばかりに玉龍(おうまさんですよ)が「オレは?」と訊く(笑)。なので、三蔵一行みんなの誕生日となったのです。丁度これ観始めたのが、四月一、二日で最遊記悟空のお誕生日ドリ書いてた時なので、このエピソードには驚きました(笑)。
 みんな凄い嬉しそう&楽しそうなんですもの!
 悟空だけ誕生日の唄歌ってもらって狡いとか言い出す八戒とか、自分もとねだる悟浄とか。すんごい仲良しさんで。
 相好崩れて観てました。何、このかわゆいオジサンたち! …と。(←三蔵以外はオジサンどころの騒ぎじゃない)


 そんな幸せの一時も束の間。


 え? あんた誰? って感じのオバサンが悟空の身体を乗っ取ってしまうのです! 悪い仙女が悟空の身体を支配した時、飲み込まれる三蔵…。もう八戒と悟浄は悟空に吹っ飛ばされてやられ済み。三蔵の力を得た悟空のパワーは凄まじい勢いです。
 そして始まる悟空の玉帝の座奪い。真っ赤に衣裳チェンジした悟空が、天界へひとっ飛びします。のちに沢山出てくる西王母のおば様や、武曲星やら紫蘭とその妹やら太白金星も。二郎神・李靖だって出て来ますよ。あっさりやられたけどな。

 玉帝をも倒した悟空は、恋人らしいのですよー?(ご不満ですか院晶さん。だって弐巻登場の白骨精が可哀想!)の、紫蘭という仙女が流した一滴の血で清められたらしく、「悟空」としての本来の自我を取り戻します。
 しかし、既に回りは死屍累々。僅かに動いている者たちも居ますが、とんでもない、取り返しのつかない事態なのです。

 操られていたとはいえ、お師匠様を食べてしまった事を悔いる悟空。自分の口に手ぇ突っ込んで、三蔵を取り出そうとします。なんて恐ろしい子(笑)!
 んで衣裳チェンジして微笑みつつ出てくる三蔵も三蔵だよ(笑)!
 魂だけの存在? 思念? と解釈して良いのかー…の三蔵が、悟空は心の魔を追い払ったので仏はまた機会を下さる、みたいなことを言うのですよ。
 何が起こるかと思っていると、あとは雲の上に観音(女性設定?)が居て、悟空にもう一度やり直すチャンスをくれたんです。「天竺を目指し、一からやり直すのです。行きなさい」と。
 はい?
 つかな、観音、あなたは玉帝の危機に駆け付けもせず何優雅に微笑んでいるの?

 まあ、悟空がおかしくなったとか身体を乗っ取られたとか誰も口にしないまま天界人と敵対しちゃったり、やり直しの定義が良く解らなくても、悟空はまた生まれる所から始めます。
 れっつ転生。…なのかコレ??
 宇宙から観音に派遣されたかに見える巨岩が大気中で弾け、その内の一つが花果山になる場所に落ちました。てゆーか、地球誕生?
 その岩は、初めの一万年は孤独に過ごしましたが、やがて天界から紫蘭の花の種が岩の側に落ちてきます。巨岩に自然と守られる形になった紫蘭の種はやがて岩の側で綺麗な花を咲かせました。これは、悟空と仙女・紫蘭の前世からの因縁とゆーやつになるのです。


 あとはもー、悟空誕生から仙人の名門学校三星学院に通ってみたり(須菩提祖師がええヒトなんすわ!)、閻魔帳の管理者・鍾馗(しょうきと読む)(イケメン最高峰!by悟空の感想)と対決したのちお友達になったり、牛魔王と義兄弟仁義結んだり、東海龍王ちゃん(可愛い)(←もうそれはいいから)と話し合いののちお友達になったり。
 悟空もイイヒト感最高峰なんですよ。(←悟空の口癖は「〜最高峰!」と「ケツが火を吹く五秒前」なんですよ。予備軍で「屁のカッパ」)

 東海龍王のキャラ設定が良いです。生まれた時から海の底暮らしで、一度も海を出た事がない。一粒の乾いた砂すらも見ていない。鳥が飛ぶ所を見てみたい。憧れの大地はいつも頭の上。太陽は更にその上にある。
 彼の夢は、真っ赤な太陽を見ること。太陽の光を感じること。犬すら見たことがなくて「それは何だ?」と尋ねる始末。
 見かねた悟空が龍王を引っ張って、東海竜宮から出て行きます。
 白い雲の上で二人は夕日鑑賞。日向ぼっこともいう。大の男が。(←要らんツッコミだとは思わぬか)
 大はしゃぎの龍王がかわゆいから許すv

 太陽を見せてもらったお礼に、悟空は神珍鉄こと如意棒を貰いました。


 ここで壱巻終了。
 白骨の精は好きですが、弐・参巻は悟空・白骨精・紫蘭との三角関係や、紫蘭の妹紫微→ナタやらラヴ展開てんこ盛りなので感想パスし続けると思われり。
 ナタや殷氏、李兄弟は良かったんですけど。バトルだって(女の戦いを含め・笑)てんこ盛りなんですが〜〜〜。
 おば様こと西王母と悟空の交流なんかも良い感じですよ。
 続きあり得るとしたら四巻ですね。
 とっくに内容を忘れているから。というのが一番の理由…。


 ああ、やっと見終わってすっきりです!
 続編も出ているので、ゆっく〜り消化して行こうと思います…。


 あ、EDクレジットで太乙真人の名前があるのが凄く不思議。天界で名前の字幕出なかったのに…。




※2005.04.21追記
販売元に問い合わせてみたら、声優さんを教えて下さいました!!
ナタ→小野大輔さん
東海龍王&二郎真君 →遠藤 真さん


株式会社クリエイティブアクザ様、ありがとうございました!
鍾馗がどなたか今頃気になる…(大汗)。