シロガネたいかい! シゲルふたたび!




 シロガネタウンにやって来たサトシ一行。大会の参加登録をしたはよいけど、サトシは大会のしおりを忘れてしまいます。(←しおり言うな違うから)
 タケシお兄さんがちゃんと受け取ってくれましたけど。
 そのやりとりを見ていたのは、久し振りの
シ・ゲ・ル!!
 「やぁれやれ、君のそそっかしさは相変わらずだな」だとか、
 「僕はこの大会にすべてを掛けている。目指すは優勝さ!」だとか!
 落ち着き払った声で。でも、熱い。
 以前の見掛けの人格に対して、シゲルってば絶対根っこは蝶・真面目だと思う。

 選手村というところで寝泊まりするらしい。レストランにポケモンセンター、湖の見える大きなマド付の部屋まで! えーとこじゃのう。選考会(使用ポケモンは一体で、二百人あまりの選手が四十八人に絞られますbyタケシ)ってのもあるらしい。基本的に一人三回ずつだけど、一回くらいは負けても予選リーグに出られるんですってよ。サトシは選考会CブロックでCコートで死合いですよ。もとい、試合ですよ(笑)。(三回戦目は、ああん、ヒノの出番ですよ!)

 シロガネ大会では、予選リーグはひとブロック三人で争って、その中の一人だけが本選へ行ける仕組み。本選リーグは十六人でやる、っと。ああ、シゲルは十六位だ!!(←ポケモン紹介のページでシゲルの大会順位をとことん間違えた女)


 夜眠れないサトシは、ピカチュウと一緒に散歩に出掛ける。そこには先客がいて、一人岩に腰掛けるシゲルが…。
 サトシに「お前も眠れなかったのか?」と聞かれ、
 「ああ。まあ、そんなところだ」
 ……この声は、
十歳児の発声じゃないと思いますがどうですかと聞かれても困りますよねそうですよね!
 かのとさん
蝶・嬉し困りでございます! アリエナイその色気…!!
 「綺麗な月だな」「マサラタウンを出て初めての夜も、こんな月が出ていた」と、シゲル。今夜は、満月。
 「覚えているかぁ? あの日君は、オーキド邸へ遅れてやってきた」
 「そして残っていたのは、中々言う事を聞かないピカチュウだけだった」
 「でもそのピカチュウは今や君のとっても大事なパートナーだ」
 そう、自他共に認める、ベストパートナー。今までどれだけこの二人の絆にまぶたを熱くしたことか!

 「不思議だな。あの日君が遅刻しなかったら、あの夜僕がこんな月を見ていなかったら、今こうしているこの時間は、全く違うものになっていたのかも知れない。その時何を選ぶかで、未来は無限に広がっていくんだ。…僕たちは、まだまだ未熟だ」

 どうして急にそんなことをいうのかと、不安そうに尋ねるサトシに、
 「別に。ただ僕たちにはまだまだ色んな可能性があるんじゃないかと思っただけだ。それより、よく覚えておいてくれ? 君に勝ち、シロガネ大会で優勝するのはこの僕だ」
 シゲルがこの先選ぶ道を思えば、この時の一連のシゲルの言葉と、決意の重みが胸に迫ります。
 夢のために、全力で戦うだけ。
 ライバルはライバルでも、距離が変わったなあ。この二人。


 開会式になりました。聖火ランナーの登場待ちに、選手入場なのに、サトシはロケット団が変装した大会関係者に連れて行かれる。それを見ていたシゲルたん、心配になって見に行くと、ロープでぐるぐる巻にされたサトシが。ロケット団にピカがさらわれたので助けにゆきます。ロケット団との一悶着で聖火ランナーが怪我をしてしまい、どうしようと困ったところで
シゲルのひらめき。
 聖火ランナーの代わりに現れたのは、サトシでした。ピカチュウと一緒に入場です。シゲルはというと、聖火ランナーさんに肩を貸してあげて、一緒に入り口までやって来ました。
 二人で一緒に持って、ではなく、むっちゃ目立つオイシイ役をサトシに譲って…。シゲルたん、優しいなあ。
聖火ランナーさんがうらやましぃぃ〜(血涙)一話目の頃の彼じゃ考えづらいってのはヒドイだろうか(笑)。

 そして、明日はいよいよ予選リーグ開始!



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