ライバルたいけつ! オーキドけんきゅうじょ




 
 バッジを八つ集めてマサラタウンに帰って来たサトシ。オーキド研究所へやって来ます。そこの応接間なのかなー? に居たのは、シゲル。ちょうどコーヒーカップを手に取るところで。茶菓子は…か、かすていら?? よりは、チョコケーキなのかなぁ。
 サトシに気づいたシゲルは「おーやおや、いつも僕の背中を見てきた誰かさんのお出ましだ」とかゆっちゃって。
 オーキド博士には、シゲルもサトシも希望の星なんだそうですよ。マサラタウンからポケモンマスターになる可能性がある新人君たち。シゲルとサトシはフンッ! と互いにそっぽ向いちゃってかわゆい。
 サトシがお茶を持って来てくれたクラブに「久し振り!」と声を掛けると、シゲルは「久し振り…?」と訝り、フン! とか笑っちゃった。
 クラブは湯飲みでお茶を持って来てくれました。つか、どうやってそのお盆を持ったのかとか、凄く気になる…!
 淹れたのは博士なのかと思うと、フツーはお客が来た時に入れるから…(冷めちゃうから早いと)。予めサトシかママが家を出る時に、今から行きますと電話したのかなあ。他のポケモンが淹れたのかなあ。てか、チョコケーキにお茶なんだ…。
 マサラを出たあとの二人は、バッジ集めに苦戦しているらしい。
 この話題の時、トゲピーが手に持っているもの…よ、ようかんですか? お茶にようかんなら普通だわ。何故かほっとする(笑)。
 集めたバッジは、サトシが八個、
シゲルが十個! 十?! 同じジムではバッジ重複ありえないので、多分、他にもジムがあるということなのですよね…。マジですか!
 久々に見て知った気分…。すっぱり忘れていたよそんな話。つか、小説版には公認ジムってもっとあるみたいだった。

 ポケモンリーグへすっかり心移り、ピカと一緒に燃えるサトシ。そのサトシに待った! と水を差すシゲル。「だいたいサートシくん、会場がどこにあるのか知ってるのかな?」と。
 「ポケモンリーグの開催時期は毎年決まってる。まだ先の話…」とセリフの途中で飛び付いてきたサトシに邪魔されます(笑)。「どこでやるの? いつ開かれるの?」と。
 答えたのはオーキド博士。場所はセキエイ高原。開催時期は今から二ヶ月後。
 …ていうか、机の上を見ると、湯飲みは全部配られていないんですね…。

 「サートシくん、君はさっき、クラブに久し振りと言ったよな?」と、シゲル。それがどうしたと言うサトシに、モンスターボールを取り出して、自分のクラブを外に出しました。デカ! サトシのクラブより、二回りくらいはデカイ。
 「僕は定期的に手持ちのポケモンを入れ替えてバトルしてるのさ。すべてのポケモンを強く育て上げるのが、真のポケモントレーナーだと思うからね」
 ああホントにマメな子ですよ。

 あ、湯飲みが行き渡っている…。(←いい加減細かいよお前)
 
でもシゲルが気づいて振り分けたならちょっとイイ。って、話の流れでありえない。

 シゲルの自慢を聞きバカにされ、サトシは歯がみしますが言い返せない。
 
「頭を使わないバトルなんて美しくないねえ。あーイヤダヤダ」
 このガキ(笑)!
 タケシが止めてもらいたそおにオーキド博士に耳打ちしますが、博士は「あの二人は昔からあんな風じゃったからのお」と止める気皆無。のんきにようかん食ってます。
 「例えばジムリーダー戦。そのリーダーによって得意とするタイプが異なるが、僕は事前にチェックして有利な相性のポケモンに交換しておくのさ」「勿論、相手のレベルを計算に入れておくのも忘れてないよ」
 自慢気なシゲルに、タケシが質問。「それじゃあ、いわ系ポケモンが相手の時は?」
 「基本的にはみずタイプだね。でも通ならくさタイプも用意したいなぁ。で、サァトシくんは?」
 カスミが代わりにあっさり答えます。「ピカチュウを使った!」
 「ほぉら! いわ系を相手にでんき系を使うなんて素人以下だ。てんでなっちゃいないね」
 ああ、シゲル様、嫌な奴全開(笑)!
 「それじゃあ捕まえたポケモンの数は何体? 言えないくらい恥ずかしいんじゃないの?」
 というセリフの表情と仕草もお素敵です。
 でもカスミに言わせれば「(サトシに向かって)しっかりしなさいよ。ゲットの数なんて、それこそどうでもいいでしょう」なんですけどね!
 そしてオーキド博士が凄いと驚くので、みんなが注目。シゲルとサトシのポケモン図鑑をコンピュータに入れて、中身をチェックした結果、ポケモンと出会った数はシゲルが六十体くらいに対し、サトシは
百体以上! 喜ぶサトシ。
 が、
ゲットの数はシゲルがぶっちぎり! とのこと。
 「おじいちゃん、僕のポケモンたちをみんなに見せてやってよ」
 というシゲルの発案の元、モンスターボール保管場所へ移動。
 おおおおおおお、おじいちゃんってゆった!! この回はおじいちゃん呼びなのですショック! 
私はおじいさま派。

 博士が預かっているポケモンは物凄い数! マサラタウンのポケモントレーナーのボールを、一手に預かり引き受けているわけですね。
 そんな中、サトシの顔写真が貼り付けられた棚が。ああ、明らかにサファリパークでゲットしたケンタロスたちが居る。ボールのほとんどがサファリボールなんですもの。
 シゲルの棚は出て来ませんが、二百体以上ゲットしているそうですよ。多いなあ。
 何故重複ゲットしているのかと言うと「一度きりのゲットじゃ満足出来ないさ。次に出会う奴の方がもっと強いかも知れないだろ?」
 対するサトシは、ポケモンを仲間だと思っているから、数なんか関係ない。
 オーキド博士は、二人の考え方はどちらも間違っていないと言う。それぞれにポケモンたちを理解しようとしているから。
 
「人とポケモンの共存」が、博士の生涯の研究テーマ。そのためには、ポケモンを一体一体理解して行くことが肝要。
 みんなから預かったポケモンは、博士にとって大切な研究対象…。
 「研究対象!?」と驚くシゲルたん、何を今更それで驚くやら。

 博士のライフワークは、その日に出すポケモンを決めてお外に出すことから始まる。そして朝ご飯をあげて、午後から研究テーマを決めて実験。
 今はポケモンの個体差について研究中(説明時のポケモンはコラッタ)だそうですよ。シゲルが何体もゲットしたし、他のトレーナーの同種ポケモンとの比較も出来ちゃうわけです。
 
こ、コラッタが可愛い!!!
 仰向けに寝そべっているコラッタも、元気に走り回っているコラッタも!

 オーキド邸の庭に出た一行の元に、ドードーがやって来ます。シゲルは一目で自分のポケモンだと判るのですね!
 
「やあ、マイ・スイート。元気にやってるかい?」とか挨拶しちゃってからに!!
 そして、話を続ける博士を他所に、
笑顔で膝を折りつつ、お別れ時には手を振っちゃったり!! ううううううううう、うら、羨まスゥィイイイ!!!(←血涙出ていますよ)
 シゲルにゲットされれば、こんないい思いが出来るのですね。
愛情注がれまくりでマイ・スイートとか呼ばれるわけですよ。
 
教えて、あたしは一体何人目なの?!(←二百体以上目:至極冷静にツッコム)

 「ゲットされたポケモンは、ゲットした人間に似てくる」という博士のセリフに、タケシはピンクい妄想の世界に入って行きました。タケシとロコンは一心同体。そのロコンとユキさんは一心同体、従ってユキさんとタケシも一心同体! 嗚呼素晴らしき哉、自分ご都合主義のこの流れ!
 トリップしちゃったタケシを見たシゲルが、「おい、あいつどうしたんだ?」と聞きます。カスミの言う通り、いつものことなので放っておいてあげましょう。夢くらいは見せてあげてもいいじゃない?

 「俺、頑張るぜ! 世界中のポケモンと仲間になる!」と宣言サトシ。シゲルも宣言です。「僕もだ。新しいポケモンをバンバンゲットする」と。
 静かに燃えるライバル同士。
 「どうだサトシ。僕とポケモンバトルをやらないか? ポケモンリーグ前にちょっとした腕試しだ」というシゲルの誘いに、当然やる気で返すサトシですから、バトルになるかと思いきや…。
 ロケット団とマルマインたちが起こした爆発の所為で一時中止…。

 そして、シゲルとおじいさまは、喋るニャースとご対面です。「ニャースが喋った!」と驚くシゲルがイイ。
 ロケット団はピカチュウだけでなく、研究所のポケモンをすべて貰ってしまおうという算段。それを聞いたシゲルが「僕のポケモンに手を出す気か? いい度胸だ。勝負しろ!」とモンスターボールを取り出します。
 対決ー! となるかと思いきや、またもやバトルはなし。ケンタロスの群れがやって来て、ロケット団を吹っ飛ばしてしまいます。
 それなのに、シゲルはいけしゃーしゃーと「おじいちゃん、悪者は追っ払ったよ」とか言い切りやがる。ああ、シゲルのピンチと見て、研究所のポケモンが助けてくれたという妄想が彼の中で出来上がっているのではあるまいか…?!
 サトシのケンタロスたちだったので、サトシを助けた―…というよりは、きっといつも通りに走り回っていたんだと思います。お客さんが多いので興奮して、つい柵を壊してしまったのだと思います。

 さて、シゲルVSサトシはどうなったかというと…。
 「僕はもう帰るよ」「さっきの騒ぎで気が失せた」「せいぜいトレーニングに励んでくれよ、サートシくん。それじゃあな!」と、対決ナッシン。
 言いながら去って行くのが彼なりの信条なのでしょうか?
 ていうか、
最高に気分屋な君が好きだ!




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