サヨナラ… そして、たびだち!



 朝食中、ハナコママからシゲルが帰って来ていると聞いたサトシは、急いでオーキド研究所へ行きます。だけど、もうシゲルは旅立った後…。
 新しい目標が見つかったから、いてもたってもいられなくなったんじゃないか? というのは、ケンジの予想。初心に帰る、という意味で、カメックス以外のポケモンを全部研究所に置いて行ったと博士は言う。

 シゲルはといえば。道の途中、マサラタウンの風景に目を留めます。またしばらくは、帰ってこないから。
 立ち止まっていると、サトシとピカチュウが走ってやってきます。見送りにやって来たサトシに「もう行っちゃうのか?」と聞かれ、「うん。
何だか胸の辺りがうずうずしちゃってさ。もっともっとポケモンの事をしりたくて」とシゲルは語る。
 本当に、シゲルは新たな夢を追いかけている。少しだって、待っていられないんだ。ひとつでも多くポケモンの事を知りたい。今までとはまた違った視点でポケモン達に出会って、理解したいんだね。ポケモンの事、心から大好きなんだよね。
 
何だか胸の〜のセリフを久々に聞いて、思わず吹き出したのは仕方が無い事なのよ、と自分に言い聞かせます…。
 別れを言ったシゲルの去り際に、サトシはシゲルを呼び止めます。かばんの中から出したのは、あの壊れたモンスターボール…。
 「シゲル、こいつの半分は、やっぱりお前が持っててくれ」
 ちょっと眺めて少し笑ったシゲルは「ありがとう。大事にするよ」と言います。シゲルが受け取ったのは上の赤い方。

 そしてシゲルと別れたサトシは、ピカチュウと一緒に木の枝に座って「みんな行っちゃったな」とか言っていると、ピカが雲ごしでも判る光を空に見つけます。
 なんと、ホウオウが飛んでいたのです。サトシの進む道を示すかの様に、ホウエン地方へ向かって。
 
おしいよシゲル!!!! 珍しいポケモンがこんな近くにーぃぃいいっ!!?
 見せてあげたいなあ、見て欲しいなあ、伝説のポケモン…。

 ライバル同士旅をすればいいんじゃない? 今更のよーに。
 
出番増える上、サトシと一緒なら伝説のポケモン見放題ですよ!!
 いつかサトシの旅の話を聞いて、その事に気づいて欲しいよ切実に(笑)!!!




■2005/06/26up

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