何となく…気になっていた。
 ただ、それだけのこと。


 「あなたは気づきかけていたのよ。……そして、今、やっと気づく事が出来た。シゲル? あなたは、あなたのなりたい自分にまた近づいたんだわ……」


 ポケモン。
 おじいさま。
 小さな自分。
 期待。
 開いた。
 昨日。
 閉じて。
 明日。
 見えなくて。

 まだ、足りない、と思う。
 でも、今は、なりたい自分になろうと思う。
 ゴールはどこだか判らないけど。
 まだ足りないと感じるなら、先はある。僕は歩ける。歩いてゆこう。

 「僕は、ポケモン研究者になりたい」
 「うん。なろうね」


 これはいつかのための物語。
 


迷っても迷っても、離れられない、逃げられない。いつの間にか考えていて、まるで引き寄せられるみたいに。それは夢。僕の。自分自身の心が導き出した答え。僕は進む。僕の光に向かって。ねえ、僕が、もっともっと大人になって、あなたに誇れるくらいになったら、その時は、伝えても良いですか? …伝えたい事があるんです。聞いてくれるよね。……ね?






*2003/10/16,17に考えたモノを、2005/05/08にアップ。長かった…!



夢始