最遊記外伝夢小説 桜華別路之禍梯 後記



 書き終えて思った事、それは、「嗚呼、私はプロになるの無理だな…」という事でした。
 小説家や漫画家を夢見たは良いけれど、本当に色々無理を感じましてね…。
 でも、完結させられて、書き切る事が出来て良かったです。アップ出来て倖せ。私は飽きっぽく中途半端が多いので。

 本当はもっと、アップ前の見直し時に「後書き作ってこういうの書こうかなあ」と思った事があったのですが、ろくすっぽ覚えていません。
 うろ覚えながら書いてみると、金蝉は一度だけ目覚めた那咤に殺されたんじゃないか? とか、敖潤だけ何故刑罰が他より重いものに思えるのか? とか、那咤は何故観音の下に居られるのか? とかそんな感じの疑問を、桜華〜で少しだけ解決してみたり、的な話だったかと。
 峰倉先生が描かれる本ものを待てばいいだけの事ではありますが、連載休止が決まって待っている間は妄想尽きませんでした。
 そして、ただ待っているのが苦しかったのです。
 見守るだけなのも苦しいと思い、彼等の中に加わりたいともおこがましくも思い、私の妄想夢小説、という位置付けで始めたこの連載も終わりを迎えました。
 後は、本当の物語を待つだけ。彼等の終わりを、今度は大人しく、待ちます。

 ここまで読んで下さった皆様、どうもありがとうございました。

 院晶かのと