最遊記外伝夢




「桜華別路之禍梯」(おうかわかれじのかてい)


第壱話 「誕」 偽る、出鱈目、ほしいまま、大袈裟、の意。
まれる演義譚。(名前変換無)

第弐話 「逢」 あう、むかえる、大きい、ゆるやか、豊かの意。主に男女が出う。(名前変換無)

第参話 「一」 ひとつ、片方、ひとたび、はじめ、まこと、の意。
わずかでも惹かれる心。(名前変換無)

第肆話 「名」 なのる、
づける、夕闇で名乗って人に知らせる意。有名万物之母(老子)。

第伍話 「距」 蹴爪(けづめ)、ふせぐ、こばむ、へだたてる意。とびこえる(躍)とは今回繋がらず。

第陸話 「距之弐」 上記意味の他、る。「拒」まではいかぬが離れ去るあいだ。

第漆話 「幾」 ちかい、ほとんど、
きざし、かすか、おだやかに、こいねがう意。うごきはじめ。

話 「視」 見と示を合わせ、目をとめてじっと「みる」意。世話をする、なぞらえる、しめす。

第玖話 「抱」 
いだく、両手でだきかかえる、やすんじる、心にいだく、まもる、つつむ意。こどもじゃないけど、あなたはこども。

第拾話 「学」 まなびや、
学問、おしえ、の意。識る事は楽しい。学而不思則罔(論語・為政)。

第拾壱話 「月」 つき、地球の衛星、太
、つきの光、時間の単位の意。日に対して欠けている月の形を象る。

第拾弐話 「扇」 戸(とびら)と羽(羽ばたく)で、開閉するとびらの意。転じて、おうぎ、あおぐ。扉。「飛び出たら?」と
あおられている気分。

第拾参話 「慮」 
おもんぱかる、思いめぐらす、もくろむ、うれえる、用心の意。この日が、謀の始まりだったかも知れない。

第拾肆話 「請」 音と音を表す青(みる意)からなりたつ。まみえる、たずねる、まねく、
う、ねがう、頼む意。おかしくなったら、止めて欲しい。

第拾伍話 「疑」 子と止まる意。子供がよちよち歩く。転じて、うたがう。怪しむ、恐れる、迷う、おそらくは。何を信じようか、と
惑うだけ、隙が出来る。

第拾陸話 「夢」 夕(ゆうべ)とその上の字(良く見えない意)で、夜ものが見えない意。転じて、ゆめ。くらい、寝ている間に見る幻像、
はかないもの、空想する。うつつより、美しい?

第拾漆話 「集」 つどう、寄せ
あつめる、あつまり、成就する、ととのう(斉)、ひとしい、やわらぐ、たのしむ意。羽休めの止まり木に集いし五羽の鳥。

第拾捌話 「遊」 あそぶ、旅に出る、仕官・勉学の為に他国へ行く、めぐり歩く、酒色にふける、おとこだて(遊侠)、およぐ意。余談:
女とは、漢水(揚子江の支流)の女神も指す。

第拾玖話 「憂」 優のもと字。
うれえる、心配する、思い悩む、悲しむ、おそれ、災難、苦難の意。頁(顔)と心で表されるが、愛や慶に似て心が中にあるのは意味ある事だろうか?

第弐拾話 「趣」 
おもむく、急いで行く、おもむき、心の向かうところ、意味、風情、取る、催促する、すみやかにの意。取捨(趣舎)選択は、進む事と止まる事、そして取る事と捨てる事。

第弐拾壱話 「発」 はなつ(放)、おこる(起)、はじまる(始)、
あばく、ひきおこす、掘り出す、進む、ひらく(開)、花が咲く、見える、明らかにするの意。真実を、話して欲しい。

第弐拾弐話 「命」 いいつけ、おきて、ことば、天の定め、
いのち、爵位を授ける、めあて、目標物、なづけるの意。生まれがなんであろうと、そこにあるのはだだひとつの、いのち。

第弐拾参話 「恍」 
ほのか、かすか、微妙で見分けにくい様子。うっとりする、我を忘れる様子。恍然恍惚、陶酔境エクスタシー。

第弐拾肆話 「恤」 うれえる、、うれえ、
あわれむ、いつくしむ、情けをかける、めぐむ、すくうの意。あはれよ哀れ、憂いの中より生まれた魂よ。

第弐拾伍話 「会」 
う、対面する、一つの場所に揃い集まる、心にかなう、数をあわせる、たまたま、かならず(必)の意。舞台と役者が揃いし日に。

第弐拾陸話 「現」壱 王(玉)と見を合わせて、玉の光沢があらわれる意。
あらわす、隠れていたものが出てくる、まのあたりに、実際にある、うつつ、うつし、現実。解かれた封印。

第弐拾漆話 「機」壱
 幾に木を加えて、はたの意。転じて「からくり」「おり」。機織り。しかけ、わな、しおどき、天地自然の変化、はずみ、きざし、かなめ、密か、巧み、たくらみ

第弐拾捌話 「絶」壱
 斧と糸をたち切る意味の漢字を合わせ、絶つ、関係を絶つ、見捨てる、滅ぼす、やめる、さだめる、思い切って、断るの意。自分の命を捨てた君を繋ぎ止めたい。

第弐拾玖話 「血」壱 皿にいけにえの血を盛ったさま。血液、ぬる、血を分けた間柄、意気盛んな様子、血まみれの、死にもの狂いの、悲しみの余り流れる涙の意。流れ出る、赫。

第参拾話 「呪」壱 祝(本来は示に兄で神にいのる意味)の示を口に変え、おもにのろう意。転じてまじなう。人が災いにあうように神に祈る。仏教の経文の一種。病魔退散の文句。

第参拾壱話 「凶」壱
 凵(あな)とメ(交差する意)で、穴にはまってもがく意。転じてわるい。災難、不吉、不作、よこしま、人を傷つける、おそれる(恐)。暴戻な生き物の凶行。

第参拾弐話 「訣」壱
 わかれる、特に長く遠く離れ去るときの別れ。訣別。死者に別れを告げる。永訣。学術や技術の最も大切な点・要領。秘訣、訣要。ではまた。さようなら。

第参拾参話 「朧」 
ロウ。おぼろ。月のぼんやりとした様子。かすんでいる様子。朧月、は仄かにかすんだ春の月の事。

第参拾四最終話 「繋」 つなぐ、つながる、結び合わせる、続ける、連なる。
つなぎ止める、系統。とらわれ人。かける、かかる、つるす、関係づける。終わりだけれど、まだ先は、ある。




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こゆめ。名前呼び少、大したオチなし、ラヴなし、話短いなど。

Warm place 金蝉夢。

秘め事    観音夢

たわいのない謀 観音天蓬二郎捲簾…夢?


涙川の源に 捲簾夢

悪夢の残滓と希望の片鱗
 那咤夢
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